とても静かに語られる海を見にゆく物語、
母という女性、男としてある子ども、本牧という町の位置、
ツアーパフォーマンス「Up on a Mountain」、
石神夏希さんの言葉が
若きパフォーマーたちの声となり、
見えないもの・聞こえないものを想う力を
引き出していきます。
日頃はなかなゆっくり歩くことのない公園を、
この日ばかりは本当にゆっくり歩きました。
磯子の夕景に立ち上る水蒸気を背景としたエンディング、
悲しむ力には羽根があるのだと思いました。
そして夜の木馬たちの幻想的なこと、
時間も空間も別の次元に移動させられる不思議な力を
アートと呼ぶのでしょうか。
岡崎松恵さん、遠藤豊さん、メリーゴーランド研究所の皆さんはじめ、
たくさんの方々の感性が本牧山頂公園の隠れていた魅力を
教えてくださいました、
素敵な2日間をありがとうございました。